カルトナージュで心得ておきたい、大型刃カッターでの厚紙の直線カット:印付けから切り終わりまでのプロセス(写真付き解説)
(2) 30度カッター 30 Degree Blade Cutter
(3) アートナイフ (ペンタイプナイフ) Art Knife
「L’Atelier Gracieuxらしい視点で書かれた内容で、
知らなかったこと、詳しい解説に、なるほど!と読み込んでいます!」など、
嬉しいお声を頂いております^^
本日は、(1)大型刃 Large Blade Cutter (性能・替え刃・握り方など)で、
長くなりました記事の一部
「厚紙の直線カットのプロセス(写真付き解説)」を、
こちらに移行して掲載させて頂くことと致しました。
印付けから、切り終わりまで、
もしかしたら何となくやってしまっているかもしれないプロセスを、
是非、この機会に見直したり、ご参考にして頂いて、
カットの基礎となる、
大型刃カッターでの厚紙の直線カットのプロセスを、
マスターして頂けましたら幸いです!
厚紙の直線カットのプロセス(写真付き解説)
私が、2.5mm厚のカルトンを直線カットする時のプロセスを解説しますね。
先ず、私が、使用する道具と材料として、
↑写真左から順に、
方眼定規(ウチダ)
ステンレス定規(シンワ)
カッティング定規 – 滑り止め付き (アル助)
シャープペンシル
2.5mm厚の厚紙
大型刃(オルファ)。
定規は、全て、左端が0cmからスタートするもの(余白なし)を使用します。
ここでは、カルトンの右辺から2cmのところを、
直線でカットする設定とします。
正確に測って印をつけるため、
方眼定規、もしくは、ステンレス定規を使って、測ります。
今回は、15cmのステンレス定規を使い、
右辺から2cmの幅を、上部・下部と2点取り、印をします。
↑写真は、上部に、ステンレス定規で2cm幅をとって、印をしたところです。
こちらは↑、下部に同じく2cm幅を取り、印をしたところです。
ステンレス定規を、シャープペンシルの芯が、
印の真上を通るようにあてます。
上下2点の印を直線で結びます。
カッティング定規の内側溝を、↑写真のように、
しっかり人差し指・中指・親指で押さえ、
カッティング定規とカルトンを固定し、
押さえる指は、安全第一、
絶対に刃の通り道に置かないようにします。
カッティング定規がセットできたら、
カッターで、2点の差し込み跡を通りつつ、
初めは線をなぞるように軽くカットします。
これがカッティング跡となり、
刃が安定して入りやすくなります。
引き続きカッティング定規に沿わせたまま、
カッターを上から下(奥から手前)に、より圧力を掛けて動かし、
切り離せるまで、繰り返しカットします。
高性能の取り替え刃、握り方、圧力の掛け方の組み合わせで、
経験と共に、繰り返す回数が減っていきます。