【カルトナージュの道具】カッター編 (4) 大型刃カッターでの厚紙直線カットのプロセス(写真付き解説) : The Tools for Cartonnage – Cutters (4) The Process of Straight Cutting of Cardboard with Large Blade Cutter

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 カルトナージュで心得ておきたい、大型刃カッターでの厚紙の直線カット:印付けから切り終わりまでのプロセス(写真付き解説)

皆様、こんにちは。
平素、L’Atelier Gracieux ラトリエ グラシュー のBlogにご訪問下さり、
誠にありがとうございます!
4月から5月にかけて、
「カルトナージュの道具」として、
カルトナージュで揃えておきたいお薦めのカッター3種をご紹介致しました。

(2) 30度カッター 30 Degree Blade Cutter 

(3) アートナイフ (ペンタイプナイフ) Art Knife

「L’Atelier Gracieuxらしい視点で書かれた内容で、

知らなかったこと、詳しい解説に、なるほど!と読み込んでいます!」など、

嬉しいお声を頂いております^^

本日は、(1)大型刃 Large Blade Cutter (性能・替え刃・握り方など)で、

長くなりました記事の一部

「厚紙の直線カットのプロセス(写真付き解説)」を、

こちらに移行して掲載させて頂くことと致しました。

印付けから、切り終わりまで、

もしかしたら何となくやってしまっているかもしれないプロセスを、

是非、この機会に見直したり、ご参考にして頂いて、

カットの基礎となる、

大型刃カッターでの厚紙の直線カットのプロセスを、

マスターして頂けましたら幸いです!

厚紙の直線カットのプロセス(写真付き解説)

大型刃 Large Blade Cutter の記事でご紹介しました握り方で、
を使って、

私が、2.5mm厚のカルトンを直線カットする時のプロセスを解説しますね。

先ず、私が、使用する道具と材料として、

↑写真左から順に、

方眼定規(ウチダ)

ステンレス定規(シンワ)

カッティング定規 – 滑り止め付き (アル助)

シャープペンシル

2.5mm厚の厚紙

大型刃(オルファ)。

定規は、全て、左端が0cmからスタートするもの(余白なし)を使用します。

ここでは、カルトンの右辺から2cmのところを、

直線でカットする設定とします。

正確に測って印をつけるため、

方眼定規、もしくは、ステンレス定規を使って、測ります。

今回は、15cmのステンレス定規を使い、

右辺から2cmの幅を、上部・下部と2点取り、印をします。

↑写真は、上部に、ステンレス定規で2cm幅をとって、印をしたところです。

こちらは↑、下部に同じく2cm幅を取り、印をしたところです。

ステンレス定規を、シャープペンシルの芯が、

印の真上を通るようにあてます。

上下2点の印を直線で結びます。

このようにカットするための直線が引けたら、
次に、先程の上部の印部分に、
刃の先端を軽く差し込み、あらかじめ差し込み跡を付けます。
さらに同じく、先程の下部の印部分に、
刃の先端を軽く差し込み、あらかじめ差し込み跡を付けておきます。
次に、上部差し込み跡にカッターの刃を入れ、
 
カッティング定規を、
 
その刃に90度に沿うようにあてます
続いて、あてたカッティング定規を動かさないまま、
下部差し込み跡にも、カッターの刃を入れ
同じくカッティング定規が刃に90度に沿っていることを確認し、
これで、カッティング定規がセットされたことになります。
このカッティング定規の裏には、滑り止めがついています。
カッターを握っていない方の手で、

カッティング定規の内側溝を、↑写真のように、

しっかり人差し指・中指・親指で押さえ

カッティング定規とカルトンを固定し、

押さえる指は、安全第一、

絶対に刃の通り道に置かないようにします。

カッティング定規がセットできたら、

カッターで、2点の差し込み跡を通りつつ

初めは線をなぞるように軽くカットします。

これがカッティング跡となり、

刃が安定して入りやすくなります。

引き続きカッティング定規に沿わせたまま、

カッターを上から下(奥から手前)に、より圧力を掛けて動かし

切り離せるまで、繰り返しカットします。

高性能の取り替え刃、握り方、圧力の掛け方の組み合わせで、

経験と共に、繰り返す回数が減っていきます。

今回は、短いカルトンのカットだったので、
30cmのカッティング定規を使いましたが、
30cm以上の長さのカルトンをカットする場合は、
45cm、60cmなどを取り揃えておくと便利です。
長いカッティング定規は、
布をロータリーカッターでカットする時にも、活躍します。
カットする長さにもよりますが、
慣れてくると、
この一連の、「2点の印付け」から「カッティング定規をセットする」までを、
十数秒でできるようになります。
カットの際は、落ち着いて、常に安全を最優先して行って下さい。

まとめ

コマ送りの写真と共に、大型刃カッターによる
厚紙直線カットのプロセスを解説させて頂きました。
正確な印付けと、ラインに沿った美しいカットは、
カルトナージュ制作の大切な土台であると共に、
組み立てや布貼り時の誤差を最小限にし、
作品を美しい仕上がりへと導いてくれます!
是非、ご参考にして頂けましたら嬉しいです。
そして、次回の記事で、
Upさせて頂いていますので、是非御覧下さい!
本日も、L’Atelier GracieuxのBlogにご訪問下さいまして、
誠にありがとうございました!
追記:
L’ Atelier Gracieuxのホームページにも、「Tips 道具・コツ」として、
掲載しておりますので、是非お役立て頂けたら嬉しいです。
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