21世紀アートボーダレス展 2022 煌星 出展作品 (2) “The Gazebo in Peace” – A Cartonnage Art Work for the Exhibition

こんにちは。

 前回の “The Gazebo in Peace” (1) Conceptに続きまして、

お付き合い下さいまして、ありがとうございます。

ここからは、

“The Gazebo in Peace” (2) 構造・デザイン (Base & Hexagonal Dome)

のご紹介になります☆

備忘録も兼ねて、detailの説明になります。

今回、自分に課した構造・デザイン上のチャレンジは、

「Base ベース・Body ボディ・Hexagonal Dome 六角ドーム屋根の比率。」

「六角ドームに、曲線の出窓を設けて、『曲線に曲線を通す』」

「扱いにくい Bouclé ツイード生地を、曲線や凸凹のある部分にも使用する。」 

「Emboss エンボス を効果的に入れて、1色の中に生まれる表情・陰影を活かす」

の4つでした。

Bodyと出窓の部分は、Pure White Linen ピュアホワイトリネンで、

Emboss エンボスを用いて、

Baseと六角ドームの屋根は、石造りの雰囲気で、

Gold 金糸が織り込まれた 

Pink Beige ピンクベージュのBouclé ツイード生地を用い、

Bodyを挟み込むデザインにしました。

ちなみに、このツイード生地は、

我が家のダイニングチェアの張り地とお揃いです^^

瞬間的に美しいと感じられる構造比率にするために、

かなり各パーツごとのサイズ出しに時間を要しました。

Base の六角形の一辺と高さを何cmにするかから始まり、

Bodyの高さ。

決め手のなるのは、六角ドームサイズ。

TopとBottomの各一辺の長さ、高さをどうするかにより、

側面のカーブ感とドーム 全体のフォルムが決まります。

これは、A2方眼紙に何枚も製図し、組み立て、置いてみる、を繰り返し、

行き着いたサイズです。

その次は、「曲線に曲線を通す」引き出し式の出窓創り。

各面に引き出し口、引き出し、出窓がついています。

ドームの中は、引き出し口を丁度良い高さにするraiserを入れ、

Topがアーチ状の箱型の引き出し口を放射状に埋め込み、

ドーム側面は、その引き出し口が斜めに切り取られるような形状で、

くり抜いてあります。

中心は、取手を支える支柱を三角の筒で入れてあります。

取手は、U.S.時代に購入した

Pine CornまつぼっくりのFinialフィニアルです。

というわけで、ドームの中身は、

つるんとした表面とは逆に複雑な構造で支えてあります^^

加えて、この厚みがあり、ボンド付きが困難なツイード生地。

ほつれ止めと、のり代の厚みが出にくい処理を全てに入れながら、

ツイードの風合いを活かすことができて、

ドームが出来上がったときは、喜びひとしおでした。

出窓のデザインは、

Hotel Ritz Paris オテル リッツ パリの

Roof Topデザインを参考にしました。

15年以上も前ですが、フランス旅行に行った際に、
パリの街並の窓辺やロートアイアンのデザインに魅了されて、
うっとりときめきながら、何枚も写真を撮り続けました。
今年、丸の内のCHANEL展に伺う前に、
TVでの特集で、COCOが住まいとしていたHotel Ritz Paris が映し出され、
そのRoof Topの出窓に再会して、
これをカルトナージュで表現したい!と

 Pure White LinenにEmbossを入れ、

アンティーク調の植物モチーフの取手と合わせて、

Gazeboのドームの出窓にしました。

曲線 x 曲線

六角ドームにツイード生地

出窓の6枚の曲線カットとエンボス ……

ビジャー先生や講師仲間の皆様にも、

「これは大変だったね!」と、語らずとも察して下さり、

本当に報われた思いでもありました☆

こちらは、引き出しの様子です。

構造上、長短交互に組んであります。

内底は、

Green グリーンとPink ピンクの木馬のブレードと、

Bomulさんの表情豊かなMetal Partsで

ガーデン感を出すようにしました♡

Fleur de Lys フルールドゥリ

Bunny うさぎ

Bee 蜜蜂

Horse 馬

Arcunsas アーカンサス

Emblem エンブレム

何も入れていない時も、
中に心くすぐられるものがあると、
たまらない幸せ感を感じてしまいます^^

引き出しには、

CalligraphyのNib ニブや、Pen Rest ペンレスト、

Sealing Stamp シーリングスタンプなど、

小さなものを収めます。

六角ドームの6つの引き出しに対し、
Baseには、2つの大き目の引き出しが、
収まるようにしてあります。
丁度、こんな風に、斜め同士に^^
ここでも、内底に、開けると嬉しいモチーフを♡
French Style Jouyさんのエンブロイダリーワッペンです。
Baseの引き出しには、
Message Tag メッセージタグや、Blank Tagブランクのタグ、
小物類が収まります。
さりげなく、メッセージタグを飾ったりすることも♡
こちらのタグは、穴あきが嬉しい Deco Cardさんのものです!
引き出しの中全体は、Light Pinkの優しい色味に。
中奥に付した淡いグレーのモールブレード、
引き出しの取手に添えた淡いパープルとグレイッシュなタッセルは、
Cartonnage Artさんのアイテムです。
ライオンの取手は、これまでも作品展作品や、
節目節目に使用してきたアイテム。
優しい柔らかい雰囲気の作品に、
ひとさじのMannishな香りを添えてくれるのが、お気に入りです。
金具使い、小物使いも、
小さいながらも、機能面だけではく、
実は、作品全体の印象を左右する重要アイテム。
特に、作品展作品では、使い慣れたアイテムでも、
毎回、その作品になくてはならないものか、
組み合わせ方や使い方の工夫を考えてから使用します。
“The Gazebo in Peace” (2) 構造・デザイン (Base & Hexagonal Dome)も、
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次回は、3回に渡りご紹介させて頂きます、最後の、
となります。
宜しくお願い致します☆
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