【カルトナージュの道具】カッター編 (6) 円切りカッターL型を使った厚紙の円カット!: The Tools for Cartonnage – Cutters (6) L-Shaped Circle Cutter

カルトナージュで揃えておきたいお薦めのカッター (6) 円切りカッター L型:厚紙の正円カット!
The Excellent Circle Cutter Recommended for Cartonnage (6) L-shaped Circle Cutter

皆様、こんにちは。
本日も、L’ Atelier Gracieux ラトリエ グラシュー のBlogに
ご訪問下さいまして、誠にありがとうございます。

カルトナージュの制作を行っていく上で、「道具」は、大切なパートナー。
中でも特にカッターは、ベースとなる厚紙やケント紙等を切り出すために、
必要不可欠な道具です。

皆様にとって、カルトナージュ制作がよりスムーズでより楽しいものになったら…と
私にとって、特に重宝しているオススメのカッターとその使用方法の解説を、
これまで、【カルトナージュの道具】 カッター編 (1)~(5)として、
BlogにUpさせて頂きました。

L’ Atelier Gracieuxのホームページにも、「Tools 道具・コツ」として、
掲載しておりますので、是非お役立て頂けたら嬉しいです。

(1) 大型刃 Large Blade Cutter 
(2) 30度カッター 30 Degree Blade Cutter
(3) アートナイフ (ペンタイプナイフ) Art Knife
(4) 大型刃カットでの厚紙直線カットのプロセス
(5) 30度カッターでの厚紙曲線カットのプロセス

Contents

厚紙の正円カットにオススメの円切りカッターL型

そして、本日は、その第6弾として、円形トレイや丸箱制作などに重宝する
「(6) 円切りカッター L型:厚紙から正円を切り出す道具とその使用方法の解説」を
ご紹介させて頂きます!

カルトナージュのための厚紙、特に2~3mm厚の厚紙から、
大型刃カッターや30度カッター1本で、歪みのない綺麗な正円を切り出し、
しかも複数枚準備するのは、かなり大変なことです。

でも、円切りカッターL型を使用すれば、綺麗な正円の厚紙を、
同じサイズで、より楽に複数枚準備することが可能となります。

これまで、いくつかの円切りカッターやコンパス カッターを使用してきた中で、
私が、カルトナージュのために1番しっくりきて愛用しているのが、
Link: オルファ社 Circle Cutter 円切りカッターL型 (写真↑↓)です。

折る刃式大型刃を装着した強力円切りカッターナイフ。
厚みのある素材向きで、
カットできる円の直径は7〜30cmです。

ちなみに、薄い素材を正円にカットしたい場合は、
コンパス カッターなどの方が向いていると思います。

円切りカッターL型の使用前準備

円切りカッターL型で、実際に厚紙を正円カットする前に、
事前の準備として、下記の3点を行います。

1. センターピンの長さを調整する。
2. 刃先の長さを調整する。
3. 半径の寸法を合わせる。

1~3の準備は、どの正円カットにも必要な準備ですが、
ピンや刃の長さをどれくらい出すかは、
カットする素材の性質や厚みによって異なります。

私の場合、正円カットに使う厚紙は、フランスのカルトン2.5mm~3mmのことが多いため、
ご参考までに、その際のカットでどれくらいの長さを出すかも、
併せて、ご紹介致しますね。

センターピンの長さを調整する

センターピンは、円カットの中心点となる部分です。
グリップの丁度裏側にあります。

先ず初めに、グリップをつかみ、真上に引き上げます。
そして、グリップを引き上げたまま、左右に回転させ、センターピンの長さを調整します。
右に回転させるとセンターピンが長くなり、左に回転させると短くなります。

参考までに、私は、フランスカルトン 2.5mm厚 や3mm厚を円カットする時は、
センターピンの長さを約3mmほどにしています。

刃先の長さを調整する

円カットの中心点が、センターピンとなるのに対し、
円カットの円周となる部分は、丁度、ネジロック式の刃先部分となります。

刃先の長さは、ネジロックのネジを緩めて、スライドさせて調整し、
長さが決まったら、ネジロックを締めて固定させます。

参考までに、私は、フランスカルトン 2.5mm厚 や3mm厚を円カットする時は、
ネジロックの刃先の長さを、約3.5~4mmにしています。

半径の寸法を合わせ

センターピンと刃先の長さを各々調整できたら、
最後に、グリップの根元のナットを緩め、黒いアーム上を左右にスライドさせて、
カットしたい円の半径の寸法を合わせます。

上の写真は、ナットを緩め、グリップをスライドさせ、
アームの裏側で、例として、半径8cmの寸法を合わせた状態を示しています。

アーム裏には、寸法が刻み込まれていますが、
私は、上の写真にあるように↑、センターピンから刃先までの長さを、
実際に定規で測って、寸法合わせをしています。

半径の寸法合わせをし、再度ナットを締め固定できたら、
準備完了です。

円切りカッターL型の取り替え刃について

実際の円カットに入る前に、円切りカッターL型の取り替え刃についても、
ご説明しますね。

オルファ社 Circle Cutter 円切りカッターL型 は、
折る刃式大型カッターの取り替え刃と、同じ刃を装着することができます。

オススメの刃先は、以前 (1) 大型刃カッターでもご紹介しました下記の3点です。

特専黒刃(大) 18mm Black Blade (Large)

スピードブレード Speed Blade

通常の18mm幅の取り替え刃

その中でも、円切りカットで、私が最もよく使用するのが、
スピードブレード Speed Blade です。

お好みで使い分けるとよいかと思います。

円切りカッターL型 使用方法の解説

用意するもの:
・円切りカッターL型
・カルトナージュ用厚紙 (フランスカルトン、グレー厚紙など)お好みで1mm厚~3mm厚
 ここでは、フランスカルトン 2.5mm厚を使います。
・定規
・目打ち

先ず初めに、厚紙に、カットしたい円の直径よりも、
一辺の長さが少し大きめの正方形を描きます。

次に、正方形の対角線を引き、中心点を出し、
中心点に、目打ちで小さな穴を貫通させておきます。

目打ちで貫通させた中心点に、円切りカッターL型のセンターピンを合わせます。
合うと、はまる感覚があります。

はまる感覚がなければ、センターピンの長さが短すぎる可能性があります。
その場合は、センターピンを少し長めに調整します。

センターピンがセットできたら、
利き手で、カッターのサヤを握り、
利き手でない方で、グリップを真上から押さえ続けます。

次に、カッターのサヤをしっかりと握りながら、
厚紙に押し付けつつ、
カットする方向に、滑らせるように動かしていきます。

時には、進行方向に引っ張るように、カットを進めていきます。
あまりに進まない時は、刃先の長さが長すぎる可能性がありますので、
そのような時は、刃先を少しだけ短くし調整します。

利き手が、もう一方の手の下に入り、交差するところまできたら、
利き手のサヤの握りを変えます。
今度は、押すようにして、進行方向に進みます。

手の交差を抜けたら、再び元の握りに戻して、
厚紙に押し付けつつ、進行方向に引っ張るようにしてカットを進めていきます。

グリップを真上から押さえ続けながら、同じ工程を2〜3周繰り返します。

2〜3周した後、まだ厚紙の裏側までカットが届いていなくても、大丈夫です。

円切りカッターL型を、厚紙から一旦外します。
この時、円切りカッターの半径の寸法を、絶対にセットし直したり、動かしたりしないこと!
ここがポイントです!

次に、中心点が、貫通したままかを確認し、
塞がっていたら再度目打ちで貫通させます。
その後、厚紙を裏返しにします。

裏返しにした厚紙の中心点に、円切りカッターL型のセンターピンを合わせます。
先程と同様、合うと、はまった感覚があります。

裏側から同じ中心点、同じ半径、同じ工程で、
目安として1~2周、円切りカットをすると、
きれいに、正円がくり抜かれます。

半径の寸法を絶対にセットし直さない、動かしたりしない理由がここにあります!

厚紙の素材、固さ、厚みにより、
「センターピンの長さ」「刃先の長さ」は、調整する必要があります。

ある程度いつも同じ素材・同じ厚みで、円カットをすると、
それに合った、おおよその「センターピンの長さ」と「刃先の長さ」が決まってきます。

なので、その後の事前準備は、
私の場合、半径の寸法だけを合わせればよいようになっています。

まとめ

【カルトナージュの道具】カッター編 (6)
円切りカッターL型を使った厚紙の正円カットのご紹介と解説、
如何でしたでしょうか。

カルトナージュの制作技術をマスターしていくことと同時に、
様々な道具の使い方をマスターしていくことも、大切ですね!

円切りカッターもその一つ。

作業効率と仕上がりの美しさに応じた道具選び、
皆様の制作スタイルやプロセスを見つけていく手立てとなりましたら、
幸いに存じます。

本日も、L’Atelier Gracieux ラトリエ グラシュー のBlogにご訪問下さいまして、
誠にありがとうございました。

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