朝晩のひんやりした空気が、
一層冬らしさを帯びてきましたね。
我が家の紅葉も真っ赤に染まりつつあり、
しばし眺めてしまう、今日この頃です。
本日は、先々週完成しました、
Sewing Case Bag – ソーイング ケース バッグ
の作品のご紹介です。
バッグ型のソーイングケース、
カルトナージュ の中でも、代表的な作品の一つ。
ソーイングをよくされる方も、そうでない方も、
持っているだけで、何だか幸せな気持ちになれる作品。
私が長年愛用していたのは、
Atelier Cartonnageのトワゼームレッスンで制作した
ハンドル付きのスカラップが可愛いソーイングケースバッグでした。
10年以上の歳月が経ち、経年変化も相まって、
この程、新調することにしました。
デザインやサイズ、使い方に変化を持たせながら、
Moire モアレとLiberty リバティの2種生地の組み合わせは、再現することに。
どちらの生地も、ボンドが染みやすく、難易度の高い生地ですが、
光沢のある波形が美しいモアレと、
艶のあるリバティのタナローンのtexture、
この組み合わせからは、
いつも何とも言えない独特の高揚感が感じられます。
今回、ライトピンクのモアレに合わせたのは、
Liberty リバティの Kew Road キューロード。
少しパープル感のある淡いピンクをベースに、
細いブラックのペンでデッサンされた動きのあるトロピカルな植物が描かれ、
水彩タッチのカラーがまた、この生地を豊かにまとめ上げています。
メガネケースでも使用しています。
クラッチのフラップ部分のデザインは、
一番時間をかけました。
モアレの波形とシンクロしながら、
Topのリボンボウと同時進行でバランスの取れるデザインに製図。
リボンボウは、そう、
10月にご紹介したBoutique Ribbon Bowです。
ベルベットの深い色味とボリューム感のあるボウが、
いいアクセントになってくれています。
使い方は、先ず、ボウのあるTopを手前に向けて置きます。
マグネットのフラップを手前に開いて、
次のフラップを上に向けて開くと … ^^
限られたスペースにワイドに広げられるケースです。
Kew Roadをたっぷりと使って、
グレーの起毛クロスで、落ち着き感を出しつつ。
フラップは、丸い角にして、リボンで支えています。
先月ご紹介させて頂いた作品です。
お揃いのアイテムが、こんな風に定位置に♡
思わずにんまり^^
中がワイドなので、巻き板などのアイテムも加えていきたいです。
リボンボウの丁度裏側になる部分には、
15cm定規とシャープペンを差し込むリボンを、
小さな割りピンで留めてあります。
ケースの上部に空間を創ってあるので、
定規もシャープペンも、
ケースを閉じた状態でも取り出せます。
cuteなストロベリーは、鉄粉が入ったpin cushion ピンクッション。
U.S. 時代に、San Jose, Willow Glenにある
“Mag Pie”というお店で、購入しました。
ピンを刺すたびに、
鉄粉がピンにヤスリをかける役割をしてくれるんです。
ソーイングのお道具は、
長年親しんだもの、思い出の品、新たに心くすぐられるもの … と、
宝物のよう。
そんなお道具をしまう楽しみ、
開ける楽しみ、
そこから新たなものを生み出せる喜びを
このソーイングケースバッグと共に、叶えていきたいと思います☆
レッスンでは、上級作品の課題となります。
行程数の多い作品ですが、
きっと愛着の湧く作品となることと思います^^
是非一度創ってみて下さい!
本日の作品紹介も、お付き合い下さいまして、
誠にありがとうございました。
第3波コロナ到来で、大変な時期ですが、
皆様にとって、安全で、楽しいHoliday Seasonとなりますよう、
心よりお祈り致しております。