カルトナージュ仕立ての数寄屋袋 ボックス : SUKIYA-Bag Box

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カルトナージュ仕立ての数寄屋袋 ボックス – SUKIYA-Bag Box

皆様、こんにちは。

温もりのある日差し、柔らかなそよ春、鶯の姿 …と、
春の息吹を感じる季節となりました。

本日は、昨年11月に制作致しました、
「数寄屋袋ボックス: SUKIYA- Bag Box」
の作品のご紹介です。

この作品は、長年御通いの生徒様から、
茶道のお茶席で使う機能的なお道具、
帛紗 (ふくさ)
古帛紗 (こぶくさ)
扇子
懐紙
懐紙入れ
菓子切り
などを入れるための数寄屋袋を、
カルトナージュで仕立てみたい、というリクエストを頂きまして、
そのレッスンのために制作しましたサンプル作品です。

もともと数寄屋袋自体は、布で作られた袋物の和小物ですが、
カルトナージュで仕立てることで、マチの付いたしっかりとした箱となり、
自立するため、立てての保管も可能となります。

もちろん、布製の数寄屋袋同様に、
小脇に抱えて、クラッチバッグとしても重宝します。

数寄屋袋の機能を持たせながら、
どんな箱のスタイルで制作するのが最適か、
技術面と共に、色々考えを巡らせました。

そして、ベースとなるボックスに、
2次元の平らな内フタと、3次元の立体的な外フタを順に重ね、
金具を使用せずに閉まる仕組みのボックスにしました。

御茶席に合わせて和柄で作られることの多い数寄屋袋、
今回の作品では、コバルトブルーのガーデントワル柄を用いて、
外フタと内フタの柄合わせをしつつ、
フランス・ヨーロッパの雰囲気で、和の機能を果たす御箱、
そんなハーモニーを楽しむことができるよう制作しました。

↑立体的な外フタを開けた姿は …
富士山のように見えます。

外フタのデザイン制作では、
斜辺の角度や長さ、短辺の幅など、
しっくりくるデザインができるまで、
方眼紙に何枚も描きました。
(ちなみに、レッスンでは、外フタを自由にデザインして頂くことができます。)

続いて、内フタを開けると ……
箱本体が現れ、内フタウラには、蛇腹のポケットも付いています。

箱本体は、中身の出し入れがしやすく、
且つ、中身が外側からの圧迫を受けにくいため、
型崩れしにくいことも特徴です。

外フタのサイズ感覚、2種のシャルニエの取り付け方、
異なる装丁の仕方など、難易度のある技術を習得していく作品です。

こちらは↑、菓子切りの楊枝を入れるケースを
カルトナージュで制作した作品です。
お揃いが増えていくのが嬉しいです!

そして、右側の御懐紙は、
令和八年 (2026年)の御題(テーマ)が記された貴重な御懐紙で、
生徒様からの温かい御心遣いで頂戴致しました。

御懐紙には、テーマのモチーフがエンボスされています。
その美しさと素敵な遊び心にうっとりです!

御懐紙や菓子切りは、本体に収納することもできますし、
内フタのポケットに入れることもできます。

ここでは、リボン支えで、内フタを立たせていますが、
お好みにより、リボン支えを取り付けずに、
内フタを全開させるようにすることも可能です。

御茶席のみならず、様々な場面や用途で、
機能的にお使い頂ける作品です。

数寄屋袋ボックス、上級レベル作品となります。

今週、生徒様がレッスンにお越し下さり、
とても素敵な作品を完成されました。
近々、またご紹介させて頂きます!

季節が動くこの時期、皆様、どうかご自愛下さいますように!
本日も、L’Atelier Gracieux (ラトリエ グラシュー)のBlogにご訪問下さいまして、
誠にありがとうございました!

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