Roman Capital Calligraphy Online Lesson: The Submission of Skelton Work – ローマンキャピタル カリグラフィー オンラインレッスン: スケルトン作品

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Roman Capital Calligraphy Online Lesson by Mrs. Masayo Kashiwagi: The Submission of Skelton Work – 柏木 正代 先生のローマンキャピタル カリグラフィー オンラインレッスン:スケルトン作品

こんにちは。

ここ鎌倉・湘南地域でも、一桁気温の寒い日々が続いておりますが、
皆様、如何お過ごしでいらっしゃいますか?

本日は、昨年5月より受講させて頂いております、
当Blogでもお馴染みの柏木正代先生(まさ先生)による
Roman Capital Calligraphy Online Lesson
ローマンキャピタル カリグラフィー オンラインレッスン で
制作致しましたスケルトン作品のご紹介です。

ローマンキャピタル体は、
アルファベットの基本が出来上がった約二千年前には、
完成されていたと言われる書体で、
その古代より碑文や遺跡に刻まれ、その後も写本を通して使われ、
カリグラフィーの中でも、歴史的にも、難易度においても、
頂点に君臨する書体と言われています。

私自身が、カリグラフィーを始めた頃から、
ローマンキャピタルの美しさには、感銘を覚えていたものの、
難易度、あまりの美しさ、Broad Edge Nib ブロードエッジニブ(幅広のニブ)で書くこと ……等から
かなりの敷居の高さを感じ、まさか自分がローマンキャピタルを始めるとは、
思ってもみませんでした。

そのような中、Business Penmanship (ビジネスペンマンシップ) 、
Ornamental Spencerian (オーナメンタル スペンサリアン)のコースレッスンや、
様々なワークショップ、Follow-up Lesson でお世話になって参りました
まさ先生より御声掛けを頂きまして、
清水の舞台からジャンプする気持ちで、
ローマンキャピタルの世界にも飛び込んでみることに致しました。

昨年5月から11月までは、鉛筆 Skelton スケルトンと言われる
ローマンキャピタルの骨格をしっかり学び、
現在は、骨格で学んだ形をもとに、
ブロードエッジニブとインクで書く段階に入っています。

こちらの作品は、鉛筆 スケルトンの総まとめとして、
11月に、各自スケルトンで作品を制作するという課題のもと、
私が提出させて頂いた作品です。

作品の文章は、日本文学の研究者であり翻訳家でいらっしゃる
Peter J. MacMillan (ピーター J. マクミラン) さん」が英訳された「万葉集」の書籍、
英語で味わう万葉集」から、選ばせて頂きました。

マクミランさんの見識豊かで細部まで歌の情景が思い浮かぶような
素晴らしい英訳に、すっかり魅了されてしまいます!

そして、その中から、私が特に心を奪われた作品の一つ、
志貴皇子 (しきのみこ)が春の到来を歓び、それを詠んだ歌を、
ローマンキャピタルのスケルトンで書きました。

石走る 垂水の上の さわらびの
萌えいづる春に なりにけるかも (原文)

この歌は、そこにある春の情景の中で、
フォーカスが、リズミカルに流れるが如く、
飛び石をスムーズに渡るかのように移り変わりながら描かれており、
その空気感を存分に表現できたらと、
文字サイズには強弱をつけ、
さらに配列は、ランダムでありつつ、
バランスよく、流れるように配置してみました。

万葉集という日本の古の作品を、
ローマンキャピタルという古の書体で書いてみることで、
それぞれの黄金美が触れ合うような気がして。

そして、当時は、季節が巡って命があることも、
決して当たり前ではない時代で、
春を迎え、その美しい訪れを目の当たりにすることができるのは、
どれほどの歓びであったことかと。
思いを馳せながら、心を込めて書きました。


作品は、最後に至るまで、かなりの集中力を要し、
文字自体は、まだまだ修練の必要がありますが、
スケルトンの作品として、先ず一つやり切れたことに、
何か達成感を覚えることができました。

ここからは、一文字ずつスケルトンを学び、練習をした後に、
各月で提出させて頂いた添削課題の備忘録です。

文字の形、文字幅、字幅など、
それぞれのアルファベットにあるルールを学び、
さらに、文字のサイズを変えて書いたものです。

単語も、シンプルであるがゆえに、
文字そのものの完成度が求められ、
さらに字間に苦労します……
難しかったスペンサリアンよりも、
さらにローマンキャピタルは難しいです(汗)


ローマンキャピタルに触れていると、
古の人々のその優れた圧倒的な審美眼に、驚きを覚えずにはいられません。
感覚的に、文字を美しく構成するその要素を、
明確にわかっていたのではないかと。

ブロードエッジニブに先月から入り、
傾斜台を使いながら、取り組んでいます。

悶絶することしばしばですが、
たまに上手く書けると、その嬉しさは他の書体で味わうものともまた異なり、
まさ先生に添削して頂きながら、レッスンでご指導を頂きながら、
上達していけたらいいなと思っております。

まさ先生の真摯にカリグラフィーに向き合う御姿は、
出会った頃も今も変わらず、
その探究心と溜息が止まらないまさ先生の優美なカリグラフィーに、
尊敬の念は、積のるばかりです。
カリグラフィーのみならず、私のカルトナージュのアプローチにおいても、
大きな励みと刺激を頂いています。
尽きない感謝の気持ちで一杯です!

本日も、L’Atelier Gracieux ラトリエ グラシューのBlogにご訪問下さいまして、
誠にありがとうございました。

極寒の季節、この春の和歌のような情景の訪れが待ち遠しいこの頃です。
皆様、どうか温かくお体大切に御過ごし下さいますように!



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