Pele-Mele ~A Fabric-Covered Notice Board~

この時季にはめずらしく、
昨日は、温かさを感じる1日でしたね。
束の間の温もりに、すくめがちになっていた肩も幾分緩んだように思います^^。
本日は、2014年12月に制作しました、Pele-Mele ペルメル作品のご紹介です。
翌年2015年2月に、The Ribbonerieで開催致しました、

Pele-Mele ~A Fabric-Covered Notice Board~

のレッスンサンプルとして制作致しました。

カルトナージュの代表的な作品の一つ、ペルメル。
2次元のシンプルな作品でありながら、
選ぶ布の色柄、リボンの色素材や渡し方、また土台となるカルトンの図形によって、
多彩な表情を見せてくれるペルメルは、
初めて目にする方々にとっても、
すでに長く親しんでいるカルトナージュ愛好家にとっても、
今も長きに渡って魅力的な作品であり続けていると感じております。

基本の技術をしっかりと習得できる内容で、且つ、
私らしいペルメルとは?と自問自答しながら創ったことが、
昨日のことのように思い出されます。

光の反射によって、
様々な表情が浮かび上がるリネン&コットンのジャガードに、
ダークブラウンのべルベット調クロスでリムを取り、
インテリアに馴染みやすく、差し込むカードやタッセルが映えるようにしました。

そして、Topには、
すぐに吊り下げて使用することができるようリボンを取り付け、
Bottomには、数種のリボンとレースで、
動きや立体的なボリュームを出すことにし、
Topと同じく幅広のリボンボウを合わせて、
ペルメル上の細目リボンと対比するようにしました。

仕上げは、幅広レースと細めScallopのレースを、
ペルメル上にリボンに沿ってあしらいました。

背面には、Dカンも取り付けて、
2点固定もすることができるようになっています。

私にとってのうっとりが沢山詰まった作品です。

この時、ご受講下さった Ms. J も Ms. M も、
レースあしらいのアイディアをとても気に入って下さり、
The Ribbonerie の素敵なコレクションの中から、
お好みのリボンとレースを選ばれ、
ご自身の作品作りに活かして下さいました。

Ms. J の作品のお写真です。
Charcoal Greyで統一されたmannishで格好いいペルメル!
レースは、抜群の相性で、メタリック感のあるレースを選ばれました。
“Definitely, I’m gonna showing off to my friends!”と嬉しそうに仰って下さいました。
当時、Bed Room に飾られるとのことで、今もお楽しみ頂けていたら嬉しいです。

いつもご参加下さっていたMs. Mの作品も、
優しい雰囲気に包まれた素敵な作品だったのですが、
先にお帰りになられて、撮影を逃してしまい、
ここでご紹介できないことが残念で仕方ありません。

The Ribbonerieのレッスンとは別途、
2013年11月12月に、San Joseの自宅でのprivate lessonにお越し下さった
日本人のお友達 M様のペルメル作品もご紹介させて下さい。

(私の写真力不足で、お色味など、正確に映し出せていないことが、申し訳ないです。)

初めてとは思えないほど、とても綺麗に美しく創られたM様の作品。
ご新居を構えたお友達に、お祝いのギフトとして、制作されました。

艶やかなベルギーリネンのナチュラルとオフホワイトを選ばれて、
リボンは、ペールブルーとマットゴールドのお洒落な組み合わせ。
2色を少しスライドさせて重ね合わせていらっしゃいます!

ミニマムな中に凛とした存在感と、モダンで和の美しさをも醸し出す、

素敵な作品をお創りになられました。

お友達もとても喜んで下さったとのことで、
心底嬉しいお福分けを頂きました。

お互いに帰国後も、遠方ながら、2度再会することができて、
有難いご縁を頂いております。

本日は、ペルメルレッスン作品をご紹介させて頂き、
久々のタイムトラベルとなりました。

次回は、新作 Pele-Mele in the Interior Frame  インテリアフレーム仕立てのペルメル
をご紹介させて頂きたいと思っております。

本日も、ご訪問下さり、誠にありがとうございました。

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