Dominique Bouchet Tokyo – ドミニク ブシェ 東京

日中の温かさ、樹木にたっぷりと降り注ぐ雨、と
春の息吹をそこかしこに感じる今日この頃、
皆様、如何お過ごしでいらっしゃいますか。

慌ただしい日々の中で、
この1週間は、
お友達と、親子で夢のような楽しい1日をご一緒させて頂いたり、
主人と久々に二人だけで外出したりと、
普段なかなか取れない貴重なひと時を、
一度に取ることができたような1週間を過ごしました。

(撮影も、ご快諾下さいました。)


先週金曜日、主人と訪れたのは、

一度是非伺いたいと思っていた
銀座1丁目にあるDominique Bouchetさんの
ミシュラン2つ星フレンチレストラン。



エントランスで一歩足を踏み入れたところから、
Dominiqueさんのフランスのアパルトマンにお招き頂いたような心地に。

スタッフの方々の丁寧なお出迎えと、
洗練された落ち着いた雰囲気に、
心が洗われます。

ラウンジに飾られている絵画は、Dominiqueさんの長年のご友人、
画家 Pierre Marie Brisson (ピエール マリー ブリッソン)さんの作品。
「ダンサー」

柔らかな灯りが心地よく、
着席までに目に映るインテリアや、
自然と肌で感じられる空気感も、
素晴らしいお持て成しの一つ。

モールディングが施されたクラシックなパーテション、
モダンなダイニングのアイテム、
優しいお色味とアクセントカラーの組み合わせも、本当に素敵です!

そして、私たちには、
お写真が飾られた、左奥の個室のようなお部屋を、ご用意下さっていました。

ソファにお写真、Private感がまたいいんです。

テーブルごとに、美しいホワイトローズで華が添えられています。

先程のラウンジの作品の
画家 Pierre Marie Brisson (ピエール マリー ブリッソン)さん
とのコラボレーションで生まれた、
バレリーナのシルエットが描かれたcharger。
心も踊りますね。

主人と二人、

ランチコース ”HERITAGE – エリタージュ” を頂きました。

Petits Salés
一つ一つがとても丁寧で繊細なお味の一品。
トリュフ、キャビア、イクラの旨みや塩味のハーモニーが、
次のお皿へと期待を高めてくれます。

バゲットに添える有塩と無塩のバター。
この石は、Dominiqueさんの故郷を流れる川で、ご自身が拾って、
日本に持っていらした上に、
頼んで研磨してもらったとのことでした。
そのDominiqueさんの無垢なお姿を想像してしまいますね^^。

Amuse – Bouche
海老を極薄に広げ、ウニ、いか、キャビアやハーブを、
包みながら頂く贅沢な一品。

魚介類が大好きな父のもと、
幼い頃から実家で毎日シーフードを食べて育った私にとって、
これは、ズキューン、射止められました^^。

Navet “KABU” – Fine Mousseline de Saint-Jacques | Bisque de homard
帆立貝のムースと蕪のファルシ ビスク・ド・オマール

しっかりとしたtextureのホタテのムース
オマール海老のビスクの旨味に浸った蕪の甘み、
浅蜊そのものから出るジュとオマールのビスクのmixture、
ほんのり香るアニスが、一体感を為した幸せな一品。

Parmentier de Hazard Blue | Beurre Au Caviar
オマールブルーのパルマンティエ ブールキャビア

Dominique BouchetさんのSignature。
フランスの各家庭で愛されるパルマンティエ。
その家庭の温かみ、受け継がれる歴史を、
オマールブルー、キャビアなど有数の素材と共に
ブールのソースで頂く最高の一品。

Lotte R otie en Robe D’épices | Chou-Fleur
スパイスを纏ったアンコウ カリフラワー

削ったチョリソーをパン粉と共に纏ったアンコウ。
想像していたよりも、辛味が少なく、私好みでした。
ソテーの際に出るジュのソースとカリフラワーのピューレと共に頂く、
柔らかく軽やかな一品。

Longe de Veau Roti | Asperges Vertes – Jus de Veau
仔牛のロティ グリーンアスパラガス ジュ・ド・ヴォー

絶妙の火加減とタイミングでローストされたであろう
新鮮な春のグリーンたちとフランス産の仔牛。
ソースにも仔牛の旨味がたっぷりと効いて、
最後の一口まで楽しみました。

La Gourmandise du Pâtissier
本日のデザート
フランボワーズのフォンダンショコラとミルクジャムのアイスクリーム

ラズベリーのソースから、金箔がほどこされたチョコレートに至るまで、
誠心誠意作られた、至福のデザート。

Petits Fours
プティ フルール

ここまでくると、もう幸せ値、極限ですね!
ごちそうさまでした。

最初のご挨拶から、お見送りに至るまで、
終始、丁寧な上に、relaxできるよう気さくに話し掛けて下さり、
どこまでも奥行きのある、
素晴らしいホスピタリティでした。

印象的だったのは、
シェフの田中さんがテーブル横までお料理をお持ち下さり、
Servingの方々も、
まるでシンクロナイズドスイミングのように、
主人と私のお皿を同時に離陸・着地させて下さる。

裏方の方々も含めて、
スタッフの方全員が一定の呼吸感のもとに、
ゲストにとって、Dominique Bouchetで過ごすひと時を、最高のものにできるよう、
常に意識を共有し続けていらっしゃるからだと思います。

お土産に、シェフの方から直々に、ゲランド産のFleur de Selも頂戴致しました。

平日ということもあり、この日のランチタイムは、私たち一組、と
何ともありがたい贅沢なひと時でした。
思い出深いひと時を、本当にありがとうございました。

本日も、当blogにご訪問下さり、
御付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

季節の変わり目、スギ花粉の飛散も多く、
体には堪える時期と思います。
どうかくれぐれもご自愛下さいますよう、お祈り致しております。

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