日本料理 「吟」ー 鎌倉 稲村ヶ崎

 

こんにちは。

日中は、まだまだ暑いですが、

朝晩、幾分涼しく感じる頃となりましたね。

先週、家族で、

日本料理「吟」

に伺ってきました。

昨年秋11月に、主人と二人で初めて伺って以来、

今回が4回目。

隠れ家のような静逸な場所、

訪れる度に、心洗われます。

コロナ禍で、滅多に外で食事を取らなくなった我が家ですが、

「吟」さんは、個室もカウンターも、各1組のみで、

安心して伺うことができます。

お庭も、濃緑の夏模様。

滝や池の水音も、心を一層落ち着かせてくれます。

「吟」さんの詳しい内容と、1回目に伺った時の模様は、

こちらの記事になります^^

2回目は、2月、

料理長の佐々塚さんの見事な包丁捌きや盛り付けを拝見しながら、

主人とカウンターでおまかせ会席を頂き、

3回目5月と今回8月の4回目は、

娘も連れて、個室で同じくおまかせの会席を頂きました。

(5回目の模様は、こちらの記事になります^^)

全国から取り寄せられた

その時期その時期の貴重な旬の食材が、

佐々塚さんの最高の腕前で至高の一品一品となり、

今回も心底堪能させて頂きました✨

爽やかな紅葉の青のお出迎え。

主人と二人、大好きなロイヤルブルーティーで乾杯!

(お写真撮り忘れました😅)

先ずは、八寸。

北海道毛蟹、無花果、蔓紫、塩トマト。

一つ一つの食材が爽やかなジュレで包まれたハーモニー。

コロ夏疲れの脳が、すーっと癒されていく心地でした。

大阪いわしの海苔巻き、紫蘇、生姜、芽ネギ、キャビア。

プリプリのいわしが、綺麗に巻物となって、

海苔と薬味の香ばしさ、

たっぷりプチプチのキャビアとの組み合わせは、本当くせになりそうでした^^

お造り。

佐渡マグロ、宮城ホシガレイ、利尻雲丹。

マグロは、水揚げ時で86キロ(これから大間のマグロになっていくマグロ)、

炭火炙りで。

ホシガレイは、鮮度が肝心で、

市場にほとんど出回らないと言われている幻のお魚。

キラキラとした透明感が美しく、柔らかくほのかな甘みに体が喜びます。

そして、こんなによいのでしょうかというほど、

新鮮な利尻雲丹をたっぷりと、もう目を閉じて頂きました。

私の父が魚好きで、幼少期から、

毎日必ず魚料理が出る家で育ちました。

(母が料理するのが大変だったと思います^^)

幼稚園から小学校低学年、父の転勤で、北海道で魚の味を覚え、

鎌倉に戻ってきてからも、

三浦から新鮮な魚介類を届けてくれるお魚屋さんと、

父が休日に釣ってくる季節の魚で、

実家の食卓は、お魚三昧。

そんな私にとって、こうして各地の新鮮な魚介類を、

こんなに美味しく頂けることは、

何ものにも替えがたい喜びなんです^^

ブータンの松茸、冬瓜、芋茎の碗。

香り高い松茸と黄金の御出汁。

内側から体がリラックスしていく感覚。

芋茎も全くえぐみのないホロっと優しいお味。

焼き物。

鹿児島天然鰻、千葉ジャンボ落花生、フルーツホオズキ。

幼少期に、祖父母宅で、

天然鰻を捌いて御馳走してくれた時の、

遠い味覚の記憶が呼び覚まされると共に、

白焼きのこんなに美味しい鰻は近年頂いたことがなかったので、

新たに記憶に残るお料理でした。

低温熟成牛タンの炭火焼、賀茂なす、オーストラリア産トリュフ。

鰻のコクの後に、旨味がギュッと詰まりながらも軽やかなタン。

そして、トリュフのガーニッシュ、このバランス感がたまりません^^

ご飯物は、佐々塚さん自らがよそって下さる

時鮭ととうもろこしの土鍋のご飯。

夏の回遊中に採れた鮭は、やはり脂が乗っていて、

シャキシャキとしたとうもろこしの実と相性抜群でした☆

こちらは、娘のためにご用意して下さったお料理です。

お願いしていたローストビーフ、鳥の唐揚げ、出汁巻き卵に加え、

のど黒の焼き物、とうもろこしも出して下さいました✨

娘も、「何でこんなに美味しいの〜!」と、前回同様、大喜び^^

のど黒は、最後、皮まで美味しいと平げておりました。

娘のデザート、大人と同じ季節のフルーツ♡

私たち大人は、フルーツポンチで頂きました!

瀬戸桃、見たことないサイズのシャインマスカット^^完熟マンゴー、

そして、初めて頂いた石川県の巨峰ルビーロマン♡

新種のルビーロマン、一昨年の初競では、

一房115万円だったそうです⭐️

今は、その頃よりも求めやすくなりながらも、

一粒1000円くらいはするとのこと✨

貴重な一粒を頂ける幸せ!

しかも、緊急事態宣言下で、お酒の提供のない中だったのですが、

佐々塚さん気を利かせて下さり、

ノンアルコールのフランスのロゼシャンパンを

注いで下さる粋な演出をして下さいました✨

決して前に出ない控えめなお人柄、

各地の仕入れ先の方々との関係を大切に構築されてきて、

真摯に食材と日本料理と向き合い、

最高のおもてなしをして下さる方です。

主人も、佐々塚さんとはいつもお話しが弾みます

奥様とも、これまで2度ほどお話しさせて頂いて、

とっても素敵な方!

最高の食材と夏の旬満載のお料理、

心にも体にも、優しく響き、

最後は、ホロリと涙が出そうになりました。

知らず知らずのうちに、コロナ禍で心も体も縮こまっていたのが、

「吟」さんの「命の食事」によって、

ほぐされていくような心地でした。

私たち家族にとって、この夏のご褒美となった1日でした。
本日も、皆様お付き合い下さいまして、ありがとうございました。
変異株によるコロナ感染が急増し、益々心配な毎日ですね。
どうか皆様がご無事で、
1日も早くこの状況に歯止めがかかり、収束に向かいますように。
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