皆様、こんにちは。
いつも L’Atelier Gracieux ラトリエ グラシュー のBlogにご訪問下さいまして、
誠にありがとうございます。
本日、そして次回と、2回に分けて、
21世紀アート ボーダレス展 Monumental 2024に、
出展致しました私の作品詳細をご紹介させて頂きますね。
最後まで、お付き合い頂けましたら幸いです。
カルトナージュの 一対のアーン – The Pair of Urns Created by Cartonnage
出展作品 ‘The Festive Monument 祝祭のモニュメント” の一部、「一対のアーン」のご紹介です。
壺型のプランター 「アーン」は、U.S.駐在時代に、
Classic あるいは Classic Modernな邸宅の門や玄関に、
そのお家を守るように、一対で置いてあるのをよく見かけました。
他にも、公園のガゼボ やベンチの両脇、そして 石碑や銅像の両脇にも!
その独特の形と佇まいに、ずっと魅了されていました。
帰国時に、ブラックの一対のアーンを購入して持ち帰りました。
我が家の(最小限の手入れの^^)庭の台座に鎮座して9年余り、
(もうすっかり色味も経年変化 … )
長年、ずっとカルトナージュで形にしてみたいなと思っていた中で、
此の度、ようやく叶えることができました。
誰もが、Festive Seasonを平和で幸せに過ごすことができますように、と
深い願いを込めたモニュメントを、両脇で守る役割として。
実物のアーンは、円がベースですが、
カルトナージュでの組み立て、バリエーションの柔軟性を考えて、
先ず、「ベース」を、六角形にすることを決めました。
そして、台座を正方形、継ぎ目を円、にすることで、
作品のメリハリが出ると考えました。
カーブの六角柱(下部)、六角ドーム(中部)、カーブの六角錐(上部)の3種を、
各六角形の一辺の幅から模索しながら、
方眼紙、コンパス 、定規で、製図から起こしていきました。
各単体で違和感なく、そして3種組み合わせて、
バランスのよいサイズ感、幅、角度となるよう、
何枚も製図し、方眼紙を切り取り、組み立てては、組み合わせ …… を繰り返し、
このバランスに辿り着きました。
組み立ても、カルトネットを湿らせながら、カーブを付けていき、
ごまかしの効かない無地を選んだので (> <);、
布貼りもドキドキしながら仕上げていきました。
清々しい爽やかさの中に、どこか温もりのあるサックスブルーの間に、
所々、ブラックを効かせてアクセントに。
中はすっきりとホワイトリネンで。
長年アーンから感じていた360° の美しい佇まい、
作品展参加の際の不思議なエネルギーの力を借りて、
ようやく叶えることができました☆
白枝とカリグラフィーのペーパーオーナメントを添えて – Decorated with White Branches and Calligraphy Ornaments
出展期間中は、高さ制限と安全性のため、アーンのみを置きましたが、
実際には、お家で、こんな風に白枝を立てて苗木のように入れ、
オーナメントを飾って楽しむようにしました。
オーナメントは、アンティーク素材を切り出し、カリグラフィーで書き入れました。
カルトナージュとカリグラフィーを、どんな形で組み合わせるかも、
ここ数年のチャレンジであり、楽しみとなっています。
フローリッシュのカッパープレート体で、
Festive
Glisten
Warm
Bright
Joyful
と書き入れています。
アンティーク素材を、オーナメントとして飾る小さなサイズにプリントアウトし、
緩やかな輪郭線を描いて、
切り出しは、やはり便利な30度カッターで!
(L’Atelier Gracieux ラトリエグラシュー 当ホームページのTipsでも、
ご紹介していますので、よかったら参考にしてみて下さいね!)
ちなみに、今年のBlack Friday ブラックフライデーで、
念願のカッティングマシーン Cricut (クリカット)を購入したのですが、
まだまだ使い方習得中です(汗)。
この枚数ならと、30度カッターで、ドンドンカットしました。
出来上がったオーナメントに、小さな穴あけパンチで穴を開け、
細いシルバーのゴム製ストリングスを通しました。
コンポートに乗った大人シックでとっても素敵なキャンドルリースは、
大好きなマトリカリア さんの今年の作品です。
ゴールドのベルが、さらに気持ちを盛り上げてくれます♡
一昨年のマトリカリア さんのスワッグの作品にも、
こんな風にオーナメントを添えて楽しみました。
カリグラフィーで作るオーナメントは、
吊っても、置いても絵になるのが嬉しいところ。
最後に、もちろん、アーンと白枝のみでスタイリッシュに飾るのも、気に入っています。
バリエーションを楽しめるように、というのも、
今回の作品制作で叶えたかったことの一つでした。
アーンの制作は、大変でしたが、何パターンもの製図をしたその過程の中で、
あれ、これ、それ、と制作可能かも!と思える
インスピレーションが沢山湧いてきました。
形にしていくことのドキドキとワクワク、
時に、キャー、うゎ〜と押しつぶされそうにもなりますが、
出来上がってみると、達成感の高いものになります。
次回は、The Festive Monumentの「モニュメント」の部分について、
ご紹介致します!
引き続き、お付き合い頂けましたら、嬉しいです!
本日も、皆様、当Blogにご訪問下さいまして、誠にありがとうございました。
今年のFestive Season も、いよいよ最終章に入ってきました。
どうか一日一日、素晴らしいひと時となりますように!